CHAMELEON GIRL :ぐるぐるはーと

人間やっぱ、愛っすよ。愛。

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星の丘で

 
「冬ならもっと星が見えたかな。」
君は僕の隣でそうつぶやいた。"じゃぁ冬にまた見にこよう。"
そんな言葉を思いついたけど
君にそう言えるような勇気を
僕はあいにく持ち合わせてはいなかった。

僕は君を横目に空を見ながら
「かもしれないね。」
とだけ言って、そのまま小さなのびをした。

「冬にまた見ようよ」
そう言ったのは君のほうだった。

正直。言える君を尊敬した。
と同時に、もやもやとした何かが。
僕の頭の中を占領した。

僕はそのもやもやを無視して
小さく「そうだね」
と言って君を見た。

すると、君はこっちを見た。
僕はせつなさを感じたので
すぐに目をそらした。

「でもこの星は夏しか見れないんだよね」
君が言った何気ないその言葉が胸に刺さる。

それをかくして僕は「そうだね」と返事をした。

そう。"夏しか"
だめなんだ。
僕らは。
星と同じ。

結局待ちわびた冬は
来なかった。

今僕は、十数回目の
誕生日の夜空を
白い息をはき
あの丘で見上げている。

"冬の夜空はキレイだね"
どこかからそう聞こえた気がして

「そうだね」
と。僕は返事してみせた。

誰からも返事なんて
あるわけないとわかっていても
寂しさは僕の中からどんどん溢れてくる。

そんな寂しさを抑えるように
僕は横に転がっていた空き缶を投げた。


けれど今日はいつもと違って

空から
返事が
僕のもとへ来た。


ふわふわした
僕を包むような
雪。

ただの偶然かもしれないけれど、

最高のプレゼントを今僕はもらった。

"最高の誕生日だな。"
そんなことを考えながら

僕はもう一度空を見上げて
「ありがとう」
と君に告げた。
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2007.08.11 | 放浪者[URL] | Edit

    
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